29:甲州街道一番の難所、笹子峠
江戸から諏訪まで続く甲州街道(旧甲州街道)で最も高低差があるのが笹子峠です。
この途中に矢立の杉と呼ばれる巨木があります。
ここは、出陣する兵士がこの杉に矢を射立てて戦勝を祈願したといわれています。冨士浅間神社が祀られており、北斎や二代広重などにも描かれています。
樹高約28m、根回り14.8m。
中は空洞となってしまっていますが立派な杉で、
最近では杉良太郎さんがこの矢立の杉の歌を作り石碑もできています。
多くの人々がこの峠を徒歩で行き交っていた頃は、この辺りに茶屋があったりしたそうです。
そんなことを思いつつ、笹子駅前のみどりやさんで笹子餅を買ってきて
ここでお茶にするのも悪くない。
ちなみに笹子峠の旧道区間は冬季閉鎖となります。
また、開通期間においても崩落等で通行止めとなることも多くありますのでその点ご注意下さい。
主に旧笹子トンネルより甲府側が通行できなくなる事が多いので、
国道20号線を利用して笹子トンネルの大月側からアクセスすれば大抵行くことができるはずです。