尾白川渓谷から日向山へ

8月某日、尾白川渓谷へ滝を目当てに行って来たのですが、 それを調べた際その北にある日向山が気になっておりました。 渓谷なのでやはり紅葉とのマッチングだなと思い、 秋になったら今度は尾白川渓谷経由で日向山登ろうと思っていたわけですが、 先日時間ができたのでどこかへ登ろうと思い立ち日向山に登ってきてしまいました。 思った通りまだ紅葉には早かったわけですが…。 ここからお伝えする写真は8月に行った際のものが含まれています。 今回は尾白川渓谷においてはあまり写真を撮らなかったもので。 前回8月に訪れた際は、8人ほどのグループで山登りをしない方が多かったのもあり 思っていたよりも時間が掛かりました。 11時10分頃出発して最後の不動滝まで途中でのお昼を含めて3時間程掛かったはずです。 途中30分以上は休憩していますが2時間以上は確実に掛かっております。 左の夏らしい写真はもちろん8月の際の写真です。 駐車場のところに売店があるわけですが、先日はもちろんラムネなんぞ売っておりませんでしたよ、ええ。 川の近くにも売店があるのですがこちらは閉まっておりました。閉店ガラガラ。 今回はひとりでの訪問です。
こちらの写真を見ていただくと中央上に不動滝がありますが、 その先錦滝までの区間に☓がついております。 この区間は途中で尾白林道に合流するのですが、その区間が崩落のため通行止めになったからか推奨されておりません。はっきり言うと通行止めです。このルートは自分で自分のお尻を拭ける方のみお願いします。 ただ、崩落場所は林道なのですがどのマップを見ても不動滝から林道までの区間に☓がついています。 実際、私が行った印象ではどこのことを言っているの?という感じでありまして、林道までの間に通行止めになるようなところも特にないという感想です。強いて言えば、不動滝手前で吊り橋を渡り、すぐ裏を進んでいくと最近はあまり人が歩かなくなったからか、道が少々曖昧になりつつあるといった印象を持った程度です。しかしテープもありますし、階段が残っていたり付いていたりしますので何も考えずに歩かない限りは問題ないのかなと私は思いました。あくまで個人的な感想です。 ただ林道自体は崩落が起きているということもあり、再発防止策も特に無いので通行止めにしているのかもしれません。現場まで行ってから危険ですと言われても困るだろうから図の中ではこの区間に☓を付けてくれている可能性が高いです。 10:08 尾白川駐車場出発 夏は川でのバーベキューなどで大賑わいだった尾白川駐車場も当時に比べるとかなりひっそりしています。バーベキューをやっているものなんぞひとりもおりませんでしたね。 同じように渓谷歩きが目的のグループやペアも何人かおりましたがこちらも8月ほどではありませんでした。 前回は駒ヶ岳神社や滝などを端から見ながらでしたが今回はずんずん進みます。 ちなみに尾白川は渓谷道の他にも下山道?がありまして、こちらから行った場合神蛇滝のすぐ先あたりで合流しています。 渓谷道はそこそこ険しいところもありますので、スレ違いが困難な場所もありますのでお戻りの際は下山道をご利用下さい。 西沢渓谷にしてもそうだったのですが、涼を求めてお散歩気分で行こうと思うと渓谷というのは思っているより足場が悪いところも多く、トレッキングやハイキングレベルを超えてるなという印象です。時折死亡事故が起きるのも行ってみればだいたい納得できます。これらの場所では普段着を着て観光気分で来ているカップルも見ますし、そういう方々は足元もよろしくありませんので注意すべきかと思います。夏に来た際には駐車場警備の方がそのへん注意を促している姿をみました。 尾白川渓谷は西沢渓谷よりもさらに危険レベルは高いかなと思います。 10:37 旭滝通過
この写真は8月の写真になります。 清涼感を求めて渓谷に行きつつも、この西沢渓谷というのは高度感からくるヒヤリという清涼感はあるかもしれませんが、川から結構離れてしまう箇所も多いので、川を感じたいのであれば西沢渓谷のほうがおすすめできるかもしれません。 まあ西沢渓谷についても、復路については川から離れてしまいますが。 10:50 神蛇滝通過 8月に訪れた際にはここで昼食をとりました。ここまで2時間近く掛けてきた気がしますが今回は40分です。倍以上のペースで歩いていることになりますね。どんだけゆっくりだったんでしょう。まあ写真を結構撮ったりもしていたので案外そういうのも時間を取られるわけですが。 11:20 不動滝吊り橋通過 70分ほど掛かって不動滝吊り橋に到着です。 この少し先で買ってきたおにぎりを食べました。あと朝食の為に買った菓子パンを2/5ほど。 前回富士山の時のシャリバテの教訓も虚しく?おにぎりをひとつ食べました。持ってきたおにぎりは2つ、それとカップ麺ですがいざ食べるときには用意が面倒になりまして手を付けず結局ひとつ食べて歩き始めてしまいました。 11:56頃? 尾白林道崩落現場通過
崩落現場になります。もちろん車などは通れませんが、徒歩なら問題ないでしょう。尾白川渓谷の渓谷道やこれから先の日向山への登りのほうがよっぽど険しかったかと思います。 ただ地盤が緩いという判断もあっての通行止めだと思いますのでおすすめしません。 8月に尾白川渓谷に訪れた際に不動滝までとしたのも、自分一人では無いためこのような危険を取ることは良くないとの判断でありました。 転んでも泣かない。自分で自分の尻を拭ける方のみどうぞ。 12:03 錦滝通過 不動滝以降人と会うことはありませんでしたが、錦滝まで来てようやく人と会いました。 ここには3,4組のグループがいたと思います。おそらく矢立石から林道を歩いて来てここから日向山を目指すのではないかと思います。
もちろん逆に下ってきた方もいるのかなと思いますし、結構小さなお子様を連れたご家族の方も何組か下りてきたりしましたがこのルートを下りるのはあまりよろしくないかなと思います。 登る際も木の根を掴んで登るような道ですのでこちらを登って尾根道を下るコースを取るのがいいかなと思いますね。 お子様連れやご高齢の方は特に。あとはグローブも忘れずにどうぞ。 13:00 日向山着 日向山は白砂が頂上付近を覆っています。雪山みたいですね。 ただ錦滝側から登ってくるとここの砂を登るのが意外としんどいんですね(笑) お昼過ぎでしたので、頂上でお昼を取っている方もいましたし、頂上手前ですれ違うグループも何組かいました。 本当は私もここでお昼にしようと思ったのですが、ひとりだと誰に気兼ねすることもないので、まあお昼もまだいいやと先延ばしです。
頂上では雲の多い天気ではありましたがそれでも八ヶ岳がはっきり見えました。 もっと寒かったり晴れていたらかなり綺麗に見渡せるんでしょうね。
頂上少し手前からの富士山。 雲から少しだけ頭を出してくれました。 どちらかというと、私は富士山に登りたいというよりも、他の山から富士山を見たいという感じの方が強いように思います。 登るにしても眺めるにしても、それだけ富士山に魅せられているのかもしれませんが。 実際三角点は少し離れた木の中にあります。 私は山頂から正規の日向山ハイキングコースがわからずにワサワサと南に向かってコースを取ることになりましたが、ハイキングコースは歩きやすいので気軽に登りたい方はこちらからでしょう。 13:40 尾白林道合流 下りでは20人ほどの団体さんと出会ってしまったのもありますがそれでも駆け下りたのもあり40分ほどで林道まで来ました。 ここには駐車している車も多かったので大半がここから錦滝に行くなりハイキングコースを行くなりして登っているのかなと思います。 あいにく私は尾白川駐車場に停めていますので、林道を横断する形でまた山に入ります。 ここから先は人に会うことはありませんでした。 このあともう一度林道に出るわけですが、林道に出ていいのかそれとも出ること無く下りていくのか判断に迷うところがありました。10mぐらい山に入るも引き返して、林道を数十メートル歩いたところに尾白川駐車場への看板がありましたが若干注意が必要かもしれません。渓谷の方に下りていってしまうとなかなか厄介です。 その後はまた看板もあるのですが、最後の最後溜池のようなところに出ます。ここには水はほとんどない状態で溜池かどうかもわかりませんでしたが、人工的な構造物は他にないのでわかるかと思います。このあたりで私は最後の看板をみたのですがその後のコースがわからずに道無き道をずかずかと下ることになってしまいました。 たしか神社の近くに日向山への分岐があった記憶がありますのできっとそこへ続く道があったのだと思うのですが、はっきり確認できないままほぼ着いたと思いズカズカとコースを取ってしまいました。 下ってきてこの溜池を左に見るあたりでは注意してルートを取りましょう。 14:08 尾白川駐車場着 距離:9.4km 時間:4時間 でした。 8月に行った際には不動滝までの往復で4時間23分掛かっています。 今回はひとりでしたし2ヶ月前に行っていて紅葉もなく景色もあまり変わらないということもあり スタスタ歩いたわけですが、いろいろ景色や写真を楽しんだりご飯を食べたりということを考えたら不動滝までの往復でもそれぐらい見ておくのがいいのかなと思います。 日向山までを見た場合にはなおさらもっと多くの時間を確保しておくのがいいと思います。

35:はじめての西沢渓谷

西沢渓谷。山梨に住んでいれば名前はよく聞くもののこれまで一度も訪れたことはなく 機会があればいつかは行ってみたいなと思っていました。 そんなところが多すぎですね、私。 しかしながら富士山と一緒で、地元にあるからいつでもいけるという思いから足を伸ばすこともなく、 山登りをかじるようになってからはどうせハイキングコースだろうという思いがありました。 ちょうど話の流れで山梨や東京の友人知人で行きたいという話になったので この機会を逃す手はないと思い行って来ました。 歩行距離は10kmほどでそれほど標高差もなく、 東京からくるメンバーの方が多かったので登り始めが11時という有様です。 道の駅みとみの北側に登山者用の広い駐車場があります。 砂利ですがとなりの道の駅の駐車場と同じぐらいはありましょうか。 新緑の季節ではありますが、駐車場にはそれほど車も停まっておりません。 ただ秋の紅葉の季節にはその広い駐車場もいっぱいになるとか。 皆さん好きなんですね。 11:00 道の駅みとみ駐車場 出発 ですが300m程進んでさっそくその先にある公衆トイレで用を足します。 100m程先には売店もありますのでそこにもトイレがあったかもしれません。 山でのトイレは貴重なので行ける時に行くようにしましょう。 11:27 ネトリ橋 ちなみに西沢渓谷は道が細いところもあるのでネトリ橋から一方通行のようになっており 復路で橋を渡ると1周する感じとなります。 ここにトイレがありますがその先は不動滝上展望台のところにある小さなトイレしかありませんので スタート地点かここで行っておくべきかと思います。 11:42 二俣吊橋 いくつもの橋がありますがこの吊り橋が一番揺れるかもしれません。
この吊橋から右側を見ると山梨百名山のひとつでもある鶏冠山(2115m)があります。 その名の通りなかなかの鶏冠っぷりです。 スリリングな岩場もあるようなので登ってみたいなあと思っている山のひとつです。 天気に恵まれとても綺麗な青空です。 12:00 魚留滝 12:06 三重の滝 滝も多くなってきてマイナスイオンバリバリです。 このあたりは落石注意と足元注意が同時にあったりします。 ときどき西沢渓谷での死亡事故などを聞くことがあり、正直なんで西沢渓谷で?と思っておりましたが、 確かに不注意で滑落などすると死んでしまうこともある感じです。 特に往路は渓谷沿いですので濡れていたり足場が悪かったりと注意が必要です。 12:10 昼食 少し先の川縁の岩場で昼食にしました。 本当は折り返しである不動滝上展望台のあたりでと思っていましたが スタートが遅れたこともあり手頃な開けた場所で昼食としました。 ここでなんと購入したおにぎりを車に置き忘れるというあってはならないミス。 幸いカップヌードルは家から持ってきてザックの中に入っていたのでこれで凌ぎます。 気が緩んでいますね。 12:40 出発 この先ぐらいから登りも出始めます。 あまり滝を眺めていると足を滑らすことになりますので鑑賞や撮影等は止まって見て、 歩くときには足元に集中しましょう。意外とできないのですが。
30分程歩くと西沢渓谷といえばという七ツ釜五段の滝が見え始めます。 右の写真がその滝です。 この滝の先からはまた登りも長くなり始めます。 13:41 不動滝上展望台 この直前はこれまでより多少急で長い階段上の上りになります。それを登りきれば上では多くの人が休んでいます。 ここには公衆トイレがありますが、小さなトイレなので極力行かずに済むのが望ましいです。 またこの場所は黒金山への登山道入口にもなっており、別の方にはトロッコの廃軌道が残っていますがもちろんそちらは整備されていません。
迷惑をかけるわけにも行きませんので皆の休憩中に駆け足で行って来ましたが軌道は崩れ落ちている箇所が多く、300m程進んで引き返してきました。 現在は通行不能とありますのでご自身の責任にてご判断下さい。 三塩軌道というようで、その先にはかなりスリリングな道が続くようです。 ここからの復路は川沿いでもなく傾斜も少ない元のトロッコ軌道を利用したハイキング道になります。 対岸の上方にある鶏冠山をみたり、昔、人が落ちて大怪我をしたというような沢をいくつも渡り(橋)ます。 こちら側のほうがどうしても山の北斜面になりますので日影が多くなると思います。 春や秋などはとくに、時間帯や天候によってかなり寒く感じると思いますので気温の変化に注意して下さい。
こんな感じでトロッコが走ってたよーって。 15:00 ネトリ橋着 写真をとったりメンバーを待ったりなんやかんやとしましたが3時間半で周回してきました。 15:20 西沢大橋公衆トイレ着 その後近くのこんにゃくのお店なんかに寄って甘いもの食べたりして16時に下りました。 当日は団体のツアー客もいたので比較的混雑していたのかもしれません。 初めての西沢渓谷でしたが川や滝の清涼感に岩場のちょっとしたスリリングさ、トロッコ軌道など見所は多いかと思います。渓谷なので見晴らしといった点は厳しいですが、その分多くの滝があります。 歩く際は最低でも運動靴、できれば滑りやすいのでトレッキングシューズ以上がいいでしょう。

芦川渓谷の山上より流るる千波の滝 「千派瀑布」

市川三郷町(旧三珠町)の芦川渓谷沿いにある千波の滝は、芦川に山上より流れ落ち注ぐ滝で、 落差は約80mあります。
時期によっては流れていないこともあるのもあり、また道からは山のかなり上にあることから 気が付かない人も多く壮観な眺めとは裏腹に、山梨でも意外なほど知られていない滝でもあります。

こちらの写真は芦川渓谷沿いにあるお寺、光勝寺になります。
紅葉の時期には周辺の芦川渓谷の紅葉もとても素晴らしく、川沿いの集落も古き良き日本を思い起こさせ タイムスリップしたかのような落ち着いた雰囲気を醸し出します。

芦川渓谷沿いの道は、古くから鎌倉や駿河への道として利用されており、 登って行くと精進湖線と呼ばれる国道358号線に合流します。 この国道は新中道往還とでもいいましょうか。この国道のさらに山側には江戸時代 徳川家康により整備された旧中道往還があり、渓谷沿いの道が国道358号線と合流した後 400m程精進湖方面へ進むと中道往還が国道358号線と合流します。

この中道往還を使い本栖湖方面から駿河へ抜けたり、大石峠(現在の若彦トンネル)を超えて 御坂みち(鎌倉往還)に合流して鎌倉に抜けましたが、 この中道往還は駿河から様々な海の幸を運んできました。 いまでもその時の味を伝えているのが甲州名物の鮑の煮貝です。

 生のままの鮑を運ぶことは当時の技術では無理でしたので、 鮑を煮てから保存加工として醤油に漬け込み運んだ所荷馬車の揺れと時間とで ちょうど美味しく仕上がったのが始まりとのこと。 鮑を購入したり貰ったりすることがあったら中道往還のそんな歴史も思い出しながら味わってみてください。