富士山の名前の由来は不死というところから来ているといった説を聞いたことがあります。
山梨県では至るところから富士山を見ることができ、むしろ見えないところのほうが珍しいぐらいなのでピンと来ないかもしれませんが、富士見という地名は富士山が見えるところに付けられていたりします。甲府にも富士見という地区がありますがどうだったかな、見えたかな?気にもしないや。
その富士見という名のついた山が身延町(旧中富町)にあります。場所は身延山からみて北にある早川を挟んだ反対側とでもいいましょうか。
この山に登るには一般的には平須か堂平の登山道を使って登りますが、どちらの登山道でも信仰を感じる祠などが目につきます。
平須の登山口には紙垂(しで)がぶら下がっています。紙垂とは白い和紙で出来たヒラヒラのやつです(説明が下手
もともとこれは死者を表し、ここからは神聖な場所であり不徳なことをするとこのように吊るしてしまうぞといった意味があるんだとか。
富士見山といっても山梨で富士山が綺麗に見える山はここ以外にも沢山ありますから、わざわざ富士見山と呼ばれる理由はわかりませんが、その富士見という響きから不死身を連想して信仰を受けている山のような気がします。
パイプで作った珍しい鳥居です。リーズナブルで運ぶのも楽。
宗教について詳しくありませんが、鳥居がパイプであっても大切にお祭りするという気持ちが感じられるので悪い気はしません。
富士見山の登山道には不思議な木も沢山あります。ご神木でしょうね。
頂上からは名前の通り富士山が見えますが、反対に目をやると南アルプスの山々を望むことができます。こればっかりは天気によりますが。
堂平登山口には大峰蛇之倉七尾山の修行道場もありますし、こちらの登山道にも不思議な佇まいの木が目立ちました。
この堂平登山のすぐ下にある橋はダイヤモンド富士のポイントとしても有名だそうです。
撮影できるタイミングは、2/6-8 7:12頃と11/5-7 6:42頃だそうです。